AROMA BELL / アロマベル

鋳物とドライフラワーを組み合わせることで生まれた新しいプロダクト。これは、夏を快適に過ごすための真鍮の風鈴です。風鈴の笧(さく)部分にクリップがついており、そこに好みのドライフラワーを挟むことができます。ドライフラワーは水分を吸収して発散する性質があるため、精油(アロマオイル)を数滴垂らしてやれば、アロマディフューザーとしても使用することができます。精油の中にはティーツリーやゼラニウムといった、虫が嫌がるにおいがあるそうです。そんな虫が嫌がるにおいの精油を垂らして窓際や縁側などに吊るしてやれば、虫をお家の中に寄せ付けず、風が吹くたびに心地良い音と香りがお部屋に広がります。風鈴とアロマディフューザーという馴染みのないふたつを組み合わせてやることで、夏の夕涼みが快適に過ごせる、気持ちの良いプロダクトとなりました。

この製品は、富山県総合デザインセンターが主催しているとやまマテリアルワークショップに参加したときに生まれました。とやまマテリアルワークショップとは、国内のデザイナーを富山県に招致して伝統産業である鋳物や吹き硝子について学んでもらい、それらを素材とした新しいプロダクトを生み出すという試みで、過去にこのプロジェクトから様々な商品が世に輩出されています。デザイナーにとっては富山県の伝統産業を学びながら、自然の豊かな場所で伸び伸びとものづくりができる最高のイベントです。このプロジェクトに参加するにあたって、私たちは「鋳物×ドライフラワー」というテーマを設定し、香りを楽しむ日用品シリーズのデザインを手掛けました。この製品はそのうちのひとつです。

サイズ:W33×D33×H82
素材: 真鍮、ドライフラワー
クライアント:富山県総合デザインセンター

Direction : Mitsuyoshi Kikuchi , Design : Yuka Masuda / Photo by Mitsuyoshi Kikuchi

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